【新唐人2014年6月10日】台湾系の中国食品・流通最大手「頂新国際集団」傘下のファーストフード店「ディコス」で8日、爆発がありました。爆発後、店舗が炎上し、警官3人が負傷しました。頂新集団によると、爆発の直前、店に予告の電話があり、すぐ通報したものの、警察の到着と同時に爆発が起きました。
8日午前9時半頃、黒竜江省安達(あんたつ)市のファーストフードチェーン「ディコス」で爆発が発生。爆発の衝撃で店内のガラスが全部割れ落ち、天上にも穴が開きました。看板も焼け落ち、爆発の威力を物語っています。
目撃者
「最初の爆音で、2階のガラスが割れ落ち、2回目の爆音が聞こえると、1階のガラスが割れました。それから数人が逃げ出して来てから、間もなく炎上しました」
情報によると、爆発の5分前、ファーストフード店に爆弾を仕掛けたとの電話を受け、警察が駆けつけましたが、店内に入った時、爆弾が爆発し、警官3人が重軽傷を負いました。
台湾頂新国際集団報道官 賈先德氏
「8日午前9時半頃、黒竜江省のディコス店に電話がありました。職員がすぐ警察に通報しました。9日午前、警察は容疑者を拘束したと発表しました」
中国メディアは当初、報復による爆発事件と報じましたが、その後、警察はディコス店に10万元を要求した30代の男を犯人として逮捕しました。
ファーストフードチェーン「ディコス」は、1994年、四川省成都市で創業。1996年に頂新集団に吸収されました。その後、迅速に全国展開し、現在中国の400都市に2000軒の店舗を保有しています。マクドナルドを押さえ、中国でケンタッキー・フライドチキンに次ぐ、ファーストフードチェーン大手に成長しました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/06/09/atext1115261.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/李)